不眠症の治療法は、睡眠薬を使うものと使わないものがあります。
睡眠薬を使う不眠症治療には、戸惑うひとがいるかもしれません。
以前とは違って、現在の睡眠薬は、医師の指示を忠実に守って服用すれば、癖になったり、中毒症状を起こしたりすることはなく、効果的な治療法です。
不眠症の治療には、ベンゾジアゼピン系の脳神経の興奮を抑え、自然なものに近い眠りを誘います。
この睡眠薬は、睡眠導入剤とよばれる超短時間型や短時間型、中間型や長時間型の四つのタイプがあり、症状に合わせて処方されます。
薬局などで販売されている睡眠改善薬は、抗ヒスタミン剤の塩酸ジフェンヒドラミンを配合したものだから、病院で処方されるものとは別のものです。
睡眠薬を使いたいなら、面倒かもしれませんが、身体のことを考えると、病院で自分の症状に合ったを処方してもらいましょう。
薬を使わない方法は、普段の生活指導やリラックス療法、精神療法や高照度光療法などです。
生活指導とは、睡眠環境を整えることや食事・嗜好品の見直し、運動で肥満対策するなど生活改善のアドバイスをします。
リラックス療法は、自律訓練法で就寝前に心身をリラックスさせ、自分で脳波をコントロールできるように訓練することです。
また精神療法は、ストレスや悩みがもとになった不眠症に効果があり、カウンセリングや行動療法、認知療法などを行います。
高照度光療法は、体内時計が狂い睡眠時間帯がずれている人に、2500〜3000ルクスの高照度光を照射して、生体リズムを人為的にずらして矯正する療法です。
こうしたことで解消できる方は問題ありませんが、睡眠薬に頼ると、体質に合わないとか、効かなくなるとか問題がでてきます。
そのため、今まで色々なことをやってもダメだという方に、同じような体験者が、自分の不眠症解消法を出しています。
それを紹介します。アナタの参考になるといいですね。
奇跡の不眠解消法
仕事のストレスから、体がけだるかったり、気持ちがイライラしたり、不安になったりする不眠症を１０年に渡り苦しんできたのが、このマニュアルの著者です。
その体験から、不眠症カウンセラーとして活動し、色々な方に解消する方法をアドバイスしてきました。
精神的に苦しく、生きる気力をゆっくりと、奪われていく不眠症を、睡眠薬に頼らないで、どうしたら、あなたの悩みが改善できるか参考になるといいですね。
不眠症で悩まずにぐっすりと眠る方法
高田明和・浜松医大名誉教授というと、以前、日本テレビ系【おもいっきりテレビ】などで顔を見たことがあるかもしれません。
この先生自身“慢性的な不眠症”だったのです。
医者で大学の教授でもある生活から、ストレスが多かったのでしょうね。
睡眠薬を飲むと一時的には眠れますが、日を追うごとに薬の量も増えていき、効かなくなったようです。
寝付けない夜に戻ると、片頭痛やだるさ、疲労感などがでてきます。
夜を迎えるのがイヤになる経験は、私もわかります。イライラして、周りにも迷惑をかけて、日常生活を普通におくれなくなりますよ。
教授は、毎日２時間という睡眠で精神状態がおかしくなり、なんとか解消できる方法を自ら見つけ出そうとしてようです。
そんな中“ある一つの方法”が浮かび、試してみたところ、朝まで“ぐっすり”と眠ることができたというわけです。
薬やアルコール、運動もしない、今までの生活リズムでできる不眠症です。