温度・湿度
体温は夜なると下がり、午前6時くらいから上がりはじめます。
眠っている間に20回以上の寝返りをうち、コップ一杯以上の汗もかきます。
こういう身体の生理にあう環境が理想です。
参考になるのは、一流ホテルの部屋の環境でしょう。
夏は、温度22〜25度・湿度45〜50%が目安です。
30度・80%を超えると寝苦しくなるようです。
冬場は室温12から14度くらいが目安です。
湿度は鼻が乾燥しない程度がよい状態です。
濡れたタオルを部屋にかけておいても、湿度調整になります。
寒すぎて寝るのも起きるのもつらい方がおられます。
靴下は足首を圧迫したり、汗をかいて、それがさめると冷えてしまうこともあり、湯たんぽやアンカのほうがよいです。
くれぐれも火傷に注意してください。低温火傷はなかなか治りません。
冷暖房器具や除湿機を効果的に使って部屋を調整しましょう。
また、花粉症対策で空気清浄機が必要になります。
多くのホテルで眠りの環境を、より良く整えるためのいろいろなものに取り組まれています。
ホテル業界の多くのプロ達が、厳しい目で選んだのがシモンズベッドでした。
その寝心地は「このベッドを持って帰りたい」というお客さまのメッセージがホテルに届けられることもあるといいます。
『かつてないほどの最上の眠りをホテルから!』
シモンズベッドを手軽に楽しめるホテルをご紹介します。
音と光
音は40フォンくらいまでが、眠りをさまたげません。
目安は図書館の静けさです。寝室はこれよりも静かにしたいものです。
不規則な音と規則的な音では、同音量ならば不規則な音のほうが睡眠に影響します。
音がやかましくて眠れないとき、まず耳栓をしてみましょう。
ちいさいが耳につく音もあります。そんなときには、音を音で消してしまう方法もあります。
適度な音量で、聞き流せるものを選びます。
最高遮音性能イヤーマフは、騒音・雑音をシャットアウトします。
出張、旅行での快適な睡眠や仕事、勉強の集中力を高めるのに役立て下さい。
寝る前に強い光が神経を興奮させて、睡眠障害を起こすこともあります。
パソコン、テレビはよくありませんし、深夜まで、明るいところで過ごすのも寝つきを悪くさせます。
寝る2時間前からは200ルクス以下のあかりで過ごしたいものです。
蛍光灯のあかりを消し、白熱灯を使い、物がおぼろげに見える程度の明るさの中で、神経を休めてから寝てください。
就寝前、蛍光灯を消し、ほっとする憩いのひと時を演出し、気持ちをリラックスさせてから、ふとんに入ると眠れやすくなります。
「丸あんどん」は 秋田の伝統工芸技術から生まれた、繊細で丁寧な仕上がりのインテリアグッズてもあります。
寝室には暖色系の間接照明が向いています。落ち着いたムードで、天井も高くみえます。
睡眠中のあかりはないほうがよいので、消灯します。
暗いのが不安でしたら、豆電球やフットライトのようなもので補いましょう。
外の灯りやネオンサインで眠りのさまたげになるようでしたら、カーテン・障子・雨戸を使いわけます。
夜勤で昼眠らなくてはならない人には雨戸や遮光カーテンをおススメします。
夜中にトイレにいって、明るすぎる光にあたると眠気が失せてしまいます。
トイレの照明や通路の照明の明るさにも注意しましょう。
蒸暑い夏用ベッドと枕
はっきりした四季のある日本の一年を過すのに、昔から先人たちがいろいろな工夫をしてきています。
良い眠りと、すっきりお目覚めを望む方のための補助グッズがつくられたきました。
すのこベットは通気性がよく。うっとうしい日本の夏に快適です。
カビ対策になります。
桐や籐製の『すのこベッド』があります。
籐製のものは軽いので、移動が楽です。洋間・和室にも合います。
◆スノコ
すのこベットほど高さがありません。
押入れにカビ対策に使うスノコの上に、ふとんを敷き、スノコベッドにします。
ふとんと床との間に空間ができ、背中の湿気を溜めないようにしたものです。
安価な、うっとうしい日本の夏対策です。
◆竹ロールマットレス
すのこ状に配した竹47枚と高反発ウレタンの2層構造。
通気性の高いウレタンと、すのこで湿気や熱を逃しやすい構造にしてあります。
湿気の高い季節や夏には特に快適な寝心地。
丸めたり、三つ折収納できるので、収納が楽です。
◆抱きかご
籐であんだ30センチくらいのもので、寝るとき抱いて寝ると湿気がこもらず、涼しくなって心地よく眠れます。
◆抱き枕
お腹の中の胎児のようにコの字がたで眠る人は、ふとんや毛布をくるくる巻いて足に挟み込んだり、腕に抱きかかえて寝ています。
ふとんや毛布のかわりが抱き枕です。
マイクロビーズ入り抱き枕は、疲れた身体を預けて身体の負担を軽減し、リラックスできます。
感触の良いマイクロビーズを使用し、タツノオトシゴタイプの抱きやすい形状です。
側地には水着などにも使用されている伸縮性とフィット感に優れたスパンデックス素材を使用。よりマイクロビーズの気持ちよい感触を生かして快眠できます。
部屋でのリラックスタイムやごろ寝に、クッションにも使えます。
アイピローとアイマスク
アイマスクは光を遮断するだけでなく、ドライアイや美容効果があるものがあります。
アイピローは目の上におく小さな枕です。眉間や目元にやさしい圧がかかり、顔の緊張をほぐれます。
いびき防止グッズ
いびきをかくことで、熟睡感が得られないひとも多くいます。
枕の高さからくることもありますので、高さチェックして、のどを圧迫しない高さにします。
鼻孔拡張テープやマウスピース、マウステープやいびき防止薬、いびき防止枕などがあります。
◆いびき防止 スノアストッパー
手首装着する小型のヘルスケア電気機器です。3回以上連続したいびきを感知すると、優しい電気波動が肌に作用し、神経自然反射動作により、寝る位置を変えていびきを制御します。
医学的な副作用もなく、生体自己制御装置によって、睡眠を妨げずにいびきを減らし、安眠できるように設計されています。
◆いびき防止 ソムノガード
いびきの原因の多くは、睡眠中に下顎が下がり舌根が気道を狭め、そこに空気抵抗を生じて粘膜を振動させる事にあります。
いびき予防に一番大切なのは下顎が下がらない様にする事ですが、このマウスピースは下顎を下げない様にするだけでなく、喉奥の気道を更に広げるので、空気がスムースに流れ、そこでの空気抵抗が少なくなり、いびきが生じにくくなります。
お湯で成型可能な材料ですので、自分の歯型にピッタリのものを自分で簡単に作ることができます。
◆スノアガード Snoreguard いびき防止マウスピース
10年以上も欧米でイビキ予防に大活躍。 英国いびき及び睡眠時無呼吸協会より、1994年に最良の低価格いびき予防用品と折り紙を付けられました。
自分で歯にピッタリ合う型を数分で簡単に作ることができます。
◆いびき防止 ノゾヴェント
優しく鼻腔を広げて空気の通りを50%アップします。
鼻腔が広がると、鼻腔を通る空気のスピードが遅くなるので、いびきの原因になる口蓋の振動を少なくできます。
鼻呼吸が楽になると、口呼吸のしなくなり、口を閉じて寝ることができます。
口を閉じることで下顎が下がらなくなり、のどの気道が狭くなるのを防ぎ、いびきが生じにくくなります。
◆アンティスノアリング
アンティスノアリングは左手小指の付け根と第一関節の間にあるつぼに刺激を与ます。
つぼへの刺激は鼻の通りを良くするので、そこでの空気抵抗が減り、鼻腔部でのいびきを予防できます。
つぼへの刺激は経絡を通して腕から心、そして咽頭部、鼻腔部に繋がっています。
これにより、神経を和ませる作用も果たすので、安眠が得られ、翌朝の目覚めは爽やかです。
◆トムスン社いびき熟睡枕
ドイツの病院で立証されたいびき防止効果はなんと9割。画期的ないびき改善枕です。
中央部分に空気を入れて膨らませることで頭部を横に向け、自然に横向き寝を促すいびき対策枕です。
本体ベース部分には頭部を安定させるための平たいクッションが入っているので横向き寝の姿勢で快適な眠りを維持できます。
湯たんぽと電気毛布
電気毛布は、スイッチをいれればいいので、扱いは楽だとおもいます。
電気毛布だと肌が痒くなったり、寝汗をかくことをあり、あわない人もいます。
昔ながらの湯たんぽは、肌が乾燥しがち、皮膚が弱い人へ特におススメです。
寝る前に湯たんぽを入れておくと、冬のもっとも寒いとき、ふとんの中が温かくて気持ちがいいです。
低温火傷は、かなり治りにくいので、睡眠中、直接湯たんぽに触れないように、カバーでおおってください。
電気毛布を使うときは、寝る前にスイッチを入れて温めておき、就寝中はスイッチを切り、普通の毛布として使ったほうが賢明です。
◆こういったものを使わないで、天然繊維の中で非常に繊細で、肌触りが柔らかく滑らかで、軽くて保温性・吸湿性に富むカシミヤの毛布もいいですよ。
◆西川で一番軽いポーラテック毛布は、ポリエステル素材を起毛ニットに編んだハイテック毛布があります。エアポケットを形成し、空気を閉じ込めることにより断熱性を高めています。
ポーラテック毛布は滑りにくいフリース素材なので、体にピッタリとフィットします。汗の蒸気を外に逃がし、蒸れ感がありませんので、朝までぐっすり眠れます。
◆NASAが開発したハイテク毛布
NASAのスーパーハイテク技術を寝具に転用した毛布です。-10℃の環境で23度Cの体感温度!羽毛より軽くて、毛布よりあたたかいとして評判のスペース暖シートです。汚れてもシミになりにくいうえ超軽量で暖かい!
ラジオショッピングなどでも人気があるようで、極めて軽量で暖を取るグッズとして最適と思います。災害非常時の準備としても役立つグッズです。
ふとん乾燥機と干し台
ふとんが干せるスペースなど環境がととのっでいれば、外でほしたいものです。
住宅事情や勤めの具合、あるいは梅雨どきのように外に干せない場合、ふとん乾燥機は重宝です。
森林浴気分が味わえたり、柿カテキン添着し、ダニや花粉などのアレルギー物質を吸着分解するフィルターがついている機種もあります。
ふとん高乾燥パックは、布団乾燥機で掛け布団を、そのまますっぽり、ムラなく乾燥できます。
すっぽりと包み込んで熱風を循環させ、ダニに逃げ場を与えず、退治します。毛布や複数の衣類をすっぽりくるみ、循環する熱風でふんわり乾燥させます。
素材やサイズは各種ありますが、太くて丈夫な、風通し抜群のステンレスパイプ製のふとん干しなら、サビに強くいつまでも美しいのでお手入れ簡単です。
蚊帳(かや)の利用法
蚊帳は、一年使うことはないものです。
夏場には重宝して、近年見直されています。
大人と比べて抵抗力の弱い赤ちゃんを、クーラーの風や部屋のほこり、病原菌を運ぶ蚊からさけてあげたいので、蚊帳が役立ちます。
窓を開けて眠るとき、蚊から守るものですが、部屋を閉め切ってクーラーをかける場合でも、蚊帳をつかえば直接冷気があたらないので、冷えすぎの防止にもなります。
ちなみに、麻を使った蚊帳は、体感温度で約1℃は低いと言われますので、中に入ると涼しく感じます。